50代の転職、環境が変わって一番苦労していること

仕事内容はそれほど変わらないと思って転職したけれども、売る製品・サービス、働き方、そして好調な業績による速く大量の仕事量、など仕事のこなし方が変わってしまって、大変苦労しています。また、まだ役割や仕事内容をよくわかっていない社内の様々な人とコラボレーションして一つのサービスを組み立てないと行けないプレッシャー、ひとつ間違えると相手の方の不満が募ってしまい、新しいサービスの展開に逆効果になってしまうことなど、とてもストレスが溜まってしまいます。

入社して3ヶ月ころにはこのストレスが大変溜まってしまい、本気で辞めたいと思ってしまいました。幸い周りの近い人、とくにこのサービスの展開が会社にとって重要であると認識してくださっている方々のサポートにより、なんとか我慢しながら仕事をすすめています。

仕事の環境が変わると言うことはこれほど、メンタルに影響する難しいことであるとは転職前には想像できませんでした。最悪の時期よりはマシにはなっていますが、今でもたまに朝起きるときに、やる気が出ずなかなか立ち上がりさえできないこともありました。

前職の会社では20年間勤続できましたが、こんな苦労をしたこともあったかもしれませんが、いまでは思い出すことはできません。そのため、いまの苦労が人生最大の苦労であり危機的状況であると認識してしまっているのかも知れません。

過去の苦労では、新卒で入った会社で、多くのステークホルダーの調整が必要で、まだ入社数年の自分の立場では、その調整がとても困難で、社内のプロセスも融通が利かず、どうして良いかわからず、倒れてしまったことがありました。そのときも大変な思いであったと思うのですが、それは自分が未熟であるということ、技術者としての専門性では無く、調整ごとであったため、その場から逃れられて別の仕事につけたことによりホッとしたことが一番の大きな感情だったと思います。

過去、いろいろ苦労を乗り越えてきたことがあるはずで、今回の苦労も頑張れば良い、と思えるようになると良いのですが、いま直面している苦労に対する悩みはなかなか取り除けるものではありません。とくに身体的苦痛、例えば憂鬱、不安、結果が出ないことへの自責等々、自分ではなんともできない感情は、本当に辛い。なんとか一日一日本当にこなさなければならない仕事を最低限やって、やり過ごすしか無い状況です。

一番つらいのは将来の見通しがつかないことです。これを我慢して乗り越えれば、楽しい生活ができる、休みの日も仕事をせず過ごすことができる、という気持ちにならないことです。このトンネルはいつ抜けられるのでしょうか。