50代の転職を考え、実現したときのリスクの考え方。

50代で転職をすることを決断するときには、自分の専門性を確実に生かせることを重視すべきだと思いました。50代の人間が新しいことを学び、実践して行くには、やはり仕事ができる残り時間も限られているし、若い頃のような体力も無くなってきていることや新しいことを学ぶ力も衰えていると考えることは一般的では無いでしょうか。新しいことを学ぶ力、に関しては、世の中を見れば、50代や60代、それ以降の年代の人でも新しいことにチャレンジし、まったくの新境地を切り開いた人がたくさんいらっしゃいます。私も、いまの仕事が上手くいかなくどうしてもたち行かなくなると、次は新しいことにチャレンジすべきときが来るかもしれないと考えています。

しかしながら、生活を維持・継続しながら、生活変化の影響を少なくするのであれば、やはり前の仕事と同様な業務で、安定的に仕事の継続をすることを第一に考えるべきと思い、そのような仕事を選択しました。もし全く新しいことにチャレンジしなければならないとすると、誰でもできる簡単な仕事や、体力もそれほど必要の無い仕事を探すことになり、収入も落ちる覚悟をしなければならないでしょう。

もちろん同じような仕事であると想像していたが、新しい職場では全く環境や文化が異なり上手くいかないときのリスクはあると思います。私の場合は、幸い数十年は最低限の暮らしを続けていく蓄えがあり、多少のリスクは享受できる環境でした。そのため、少々の環境変化や、転職して仕事が上手くいかないとき、それによって、クビになるようなリスクは受け入れて、次の仕事に飛び込むことができました。

飛び込んだあと、実は大変苦労することになりました。入社3ヶ月ごろが一番精神的に苦しく、仕事が上手くいかず、本当に辛い時期がありました。いまでも精神的には楽にはなっていません。それでも、もしかして成功すると、直接のお客様だけではなく、社会に大きな変化がもたらされる仕事をやっている、という自覚があり、それだけを希望の星としてなんとか毎日の業務を実施しています。

この苦労や希望については、またおいおい書いてみたいと思います。この話は現在進行形になり、どのような結果が出るか私にはまだわかりません。知力・体力の限界を超えながら、なんとか毎日の仕事をこなして、ヘトヘトになりながら一日や一週間を過ごしています。このようになんとか自分でギリギリの状態でやり過ごしながら頑張っていても、会社から、もう辞めてくれ、といわれるかもしれません。自分としては、逆にそういわれたほうが楽になれるとも思う心境に囚われることがあります。また自分から辞めたいと思うこともあります。そのときはそのとき、生活の余裕はあるので、受け入れる覚悟はできています。幸い会社が私を必要としてくれているのであれば、なんとか希望の星に近づけることができるように、一歩一歩前に進むことだけを考えて集中して仕事をしていくこととします。